『安息の場所』 ohta 2010AW collction
多くの情報や環境が混在する現代だからこそ、
『帰ることのできる場所』の大切さを感じます。
『帰ることのできる場所』というものは、場所だけを指すのもではなく、
自分をとりまく穏やかな環境や、暖かい人間関係を含めて存在します。
多くの人々にとっては、『家族が待っている家』ですが、
その場所は生き方の数だけ様々です。

遊び疲れた子供にとっては、
家路を照らす『明かりの灯る町の景色』かもしれません。
家事に追われる母親にとっては、
『束の間の休憩を共にする座り慣れた椅子』かもしれません。
社会のうねりに抗い続ける人にとっては、
『静かに流れる川のある風景』かもしれません。
それら全てを内包し、それぞれの思い描く場所を『安息の場所』と名付けました。
私たちは傍らにある大切な存在の価値を知りながらも、
その実感がだんだんと薄れてしまします。
しかし、その場所はいつも私たちを温かく迎え入れて、
乱れた心は清らかに流れはじめ、やがては瞑ってしまうのです。
心が孤立してしまった時、『安息の場所』の温もりに身を委ね、
全身全霊を任せて安らかに眠りたいと思います。
そして静かに目覚めたのならば、情報で混沌とした今を、
ゆっくり、優しく、毅然と歩いてゆきたいのです。
それぞれに想いのこもる場所があるから
静かな夜を迎え
明日も生きてゆくことができる
write by Masaki ohta (ohtaデザイナー)


(Installation art 3.24.2010)
インスタレーション・ショーを終えての感想
『安息の場所』というテーマを 洋服だけではなかなかでてこない
目に見えないものを背景に 紹介をできたので 良かったです。
少しでも何かを感じ 考えてもらう きっかけとなれたら と思っています。
制作者としては 製作手順 人との共同作業 世界観の見せ方 など
反省点がたくさん見えてきたことに価値を感じています。
そして 初めて 日本でこういったインスタレーションを行ったにもかかわらず
たくさんの人に来てもらえたこと
たくさんの人が手伝ってくれたことが ありがたく 嬉しく思います。
なので 次はもっと いいものを 創り 見せることができなければならないと 考えています。
デザイナー太田
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